【事故事例】ターザンロープのワイヤ切れで重傷|老朽化による事故に注意(福島市)
2015年10月、福島市大笹生の十六沼公園で、遊具事故が発生しました。
ターザンロープ遊具(長さ20メートル)で遊んでいた福島市在住の20代の男性消防士が、滑走中にワイヤが切れて約50センチ落下し、左足の骨を折る重傷を負いました。
事故の概要
- 事故日時:2015年10月11日
- 被害者:福島市の20代男性消防士
- 遊具:ターザンロープ(長さ20m、設置から約20年経過)
- 事故原因:ワイヤの劣化による切断
遊具は12歳以下の子ども向けに設置されていましたが、当時は使用制限を示す表示がなく、外見上も塗装が施されたばかりでした。
事故後の対応と市の見解
事故後、市は該当遊具の修復を実施。市内6カ所の同様の遊具を緊急点検し、老朽化が進んでいた4基については使用禁止としました。
また、使用対象年齢などを明記するステッカー表示も追加しています。
遊具の老朽化は“見えないリスク”
設置から20年以上が経過する遊具や器具では、内部構造の劣化やワイヤの腐食など目視では判断できない危険が潜んでいます。
とくに、ロープ・ワイヤ・可動部など力が加わる部分の金属疲労や摩耗は重大事故につながりやすく、定期的な専門点検が不可欠です。
株式会社HOPEの遊具点検・修繕サービス
株式会社HOPEでは、大阪府を中心に遊具の安全点検・劣化診断・補修を行っています。
特にロープ遊具・ブランコ・ターザンロープなど動きのある遊具については、劣化状況や強度の確認を重視した点検を実施しています。
事故を未然に防ぐためにも、老朽化遊具の管理者・施設関係者の皆さまはぜひ一度ご相談ください。